唇が黒っぽく見えると、不健康に見えてしまいますし、口紅を塗っても映えません。
老けた印象に見えてしまいますね。
唇の色が悪い場合、色素沈着が起きている可能性があります。
健康的な色の唇に憧れている、若々しい明るい唇の色になりたいという方は、今回ご紹介する色素沈着を改善させる方法を試してみてください。
唇のふちが黒ずむ?色素沈着が起こる4つの原因
唇のふちが黒ずんでいる・・・という場合、唇が色素沈着を起こしています。
唇はとても薄くデリケートな部位なので、色素沈着を起こしやすいです。
では、色素沈着はどうして起こるのでしょうか。
これにはいくつか原因があります。
乾燥や摩擦
唇が乾燥していたり、唇に刺激を与えてしまうと唇が色素沈着を起こしやすくなってしまいます。
摩擦や乾燥により唇が軽い炎症を起こし、メラニン色素が分泌されてしまうため、唇の色が黒ずみます。
唇を無意識に触っていたり、なめる癖がある方や、クレンジグや洗顔の際に唇を強くこすってしまう方は、摩擦により色素沈着が起こりやすいです。
紫外線によるダメージ
肌と同じように唇も紫外線のダメージを受けます。
日焼け止めを塗っている方でも、唇のケアは忘れてしまいがちです。
唇に黒い斑点が出ている場合、唇にしみができていると言えるでしょう。
唇は薄いので紫外線ダメージも受けやすいです。
乾燥しているとさらにダメージを受けやすくなってしまいますので、唇を保護するためにもUVカットできるリップクリームを使用することをおすすめします。
血行不良
唇の血行が悪いと、唇に栄養が届きにくくなり黒ずみの原因を作りやすくしてしまいます。
特にたばこを吸っている方は、唇の黒ずみが出やすいので注意しましょう。
タバコに含まれているニコチンは、メラニン色素を作り出すメラノサイトを刺激してしまうため、メラニンが過剰分泌される可能性が高いです。
口紅の洗い残し
唇の色を綺麗に見せるために、口紅を使う方は多いでしょう。
しかし、口紅には様々な成分が入っていて、これらが刺激を与えることもあるのです。
特に綺麗に落とせていないことで、黒ずみの原因となってしまうこともあるため注意しなければいけません。
ただし、しっかりと落とそうとしてゴシゴシこするのは避けましょう。
石鹸でも落とせるようなアイテムを使うのがおすすめです。
唇の色素沈着は自力で治る!効果的なリップケアとは
唇の色素沈着は自力でなおすこともできます。
軽度な色素沈着であれば、正しいリップケアを行うことで少しずつ改善されていきますので、実践してみましょう。
唇のケアを行うことで、色素沈着を悪化させないことにもつながります。
予防という観点からも丁寧に唇のケアを行ってください。
リップクリームやワセリンで保湿する
唇が乾燥してしまうと色素沈着しやすくなってしまいます。
まずは、唇をしっかり保湿してください。
唇を保湿するためには、リップクリームやワセリンを使用します。
口紅だけでは唇を十分保湿することはできないため、リップクリームやワセリンは常に持ち歩くことをおすすめします。
リップクリームは、UVカット効果のあるものを使用することで紫外線ダメージからも唇を守ることができます。
塗る頻度は1日に3回から5回を目安にしましょう。
塗る際は、唇の縦じわを埋めるように丁寧に縦方向に向かって塗ります。
この時、強くこすってしまうと刺激になるため優しく塗るようにしてください。
ワセリンで簡単唇パック!
唇の乾燥が激しい場合、スペシャルケアとしてワセリンパックを取り入れるのがおすすめです。
ワセリンとラップ、コットンまたはタオルがあれば行える手軽な方法です。
1. 唇の汚れを落とす
2. 唇にたっぷりとワセリンを塗る
3. 上からラップで覆って、あたためたコットンまたはタオルをのせる
4. 5分くらい放置して、コットン(タオル)とラップを外す
5. べたつきが気になる場合は、優しく拭きとる
週に1回または隔週に1回行うだけで、唇をしっかり乾燥から守ってくれるケアになります。
リップスクラブで角質・汚れをオフ
洗顔料でスクラブ洗顔と呼ばれるものがありますが、唇にもリップスクラブと呼ばれるものがあります。
これは、古くなった角質を除去してターンオーバーを促進させることで、新しい組織に生まれ変わらせてくれる方法になります。
リップスクラブをすることで、ざらついていた唇がつるんとしますが、唇の荒れが激しい場合は使用しないようにしてください。
また、使用し過ぎてしまうと唇が荒れる可能性もあるため、使用頻度は週1回や隔週に1回ほどにとどめておきましょう。
日頃の生活で唇の黒ずみを予防しよう
唇の乾燥を防ぐことで唇の黒ずみを予防することができます。
日常生活で下記のことを意識するだけで、黒ずみ予防になりますよ。
唇の黒ずみを悪化させないためにもできることから実践しましょう。
こまめな水分補給
水分補給と唇の乾燥にどのような関係があるの?と思われるかもしれませんが、体内の水分不足は、全身の乾燥と関係してきます。
体内で脱水状態になると、唇も乾燥してしまうのです。
日頃からこまめに水分補給をして唇にも潤いが行き渡るようにしましょう。
特に唇には汗腺や皮脂腺がないことから、水分が不足してしまうとダメージが大きく出やすいです。
ビタミンを意識した食事
ビタミン類が不足すると唇のトラブルが起こりやすくなります。
乾燥だけでなく、皮がめくれたり、ひび割れが出たりするため食生活も気をつけましょう。
ビタミンB群は肌の潤いを保持するために必要で美肌のビタミンともいわれています。
肌荒れの緩和でもビタミンB群の摂取が推奨されますので、唇のトラブルにもおすすめです。
ビタミンCは、肌の免疫力アップやコラーゲンの生成促進、メラニン色素の緩和など美しい唇を保つために欠かせません。
唇の色素沈着が治らない場合は美容皮膚科へ
唇の色素沈着が治らないという場合は、セルフケアだけでは十分な効果を得られない可能性があります。
そのような場合、美容皮膚科や美容クリニックに行くことで、唇の色素沈着を改善させることができます。
クリニックでは、黒ずみのケアが行えるレーザー治療を受けることが可能です。
ピコレーザー
唇全体のくすみが気になる場合や、できるだけダウンタイムのない方法で唇のシミを改善させたい場合、唇にいくつかシミがあるという場合は、ピコレーザーによるレーザートーニングがおすすめです。
少しずつメラニン色素を破壊して唇の色を明るくしていきます。
照射後はトーンアップしているのが分かります。
痛みはほぼありません。
Qスイッチレーザー
大きなしみや濃いしみを1回で除去できるとされているQスイッチレーザーは、目立つ唇のシミにおすすめの治療です。
ほぼ1回で消失させることができます。
痛みはありますが、我慢できないほどではありません。
照射後はシミの部分が白く変色して黒いかざぶたになり自然に剥がれ落ちていきます。
照射後は少し目立ちます。
ハイドロキノンは治療ではなく予防
唇の色素沈着の予防としてハイドロキノンが使われることもあります。
ハイドロキノンは、シミの治療薬として有名で、シミを少しずつ薄くすることができますが、唇の場合は予防として使われることが多いです。
シミを取り除いた後の再発予防策としてハイドロキノンを使用するのもおすすめです。
ただし使用中は紫外線の影響を受けやすくなるため、十分な保湿と紫外線対策が必要です。
まとめ
唇の色素沈着が起こる原因と、色素沈着を改善させるセルフケア、そして日常生活で気をつけたいことなどをお伝えしました。
これらの方法は予防としてもおすすめなのでぜひ取り入れてみてください。
そしてどうしても消えない気になる黒ずみがあるという場合は、美容皮膚科や美容クリニックで相談することで、より効果的な方法を提案してもらうことも可能です。
唇の黒ずみで悩まれている方は、参考にしてみてくださいね。