年齢とともに顔のたるみが気になるという方は多いでしょう。
顔のたるみの中でも特に気になってしまうのがほうれい線です。
ほうれい線が深くなると、老けて見えてしまいますね。
新型コロナウィルスの感染対策としてマスク生活が続いていて、顔の下半分はマスクで隠れていますが、「マスクを外したら老けて見えるな~」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ほうれい線の対策と美容鍼のほうれい線への効果をまとめています。
ほうれい線はなぜできてしまうの?
ほうれい線ができてしまうのは、加齢とともに真皮内のコラーゲン繊維やエラスチンなどが劣化するからです。
肌を支えている土台がたるんでしまうことで、ほうれい線が目立ってきてしまいます。
ほうれい線は、頬のたるみとも関係していて、頬が下がることでほうれい線も目立ってしまいます。
加齢
加齢による肌の老化が気になるのは30代以降です。
表情筋の衰えやターンオーバーの乱れによって、ほうれい線も目立ちやすくなってきてしまいます。
ほうれい線を改善させるためにマッサージをする人もいますが、強くマッサージしてしまうとかえってたるみを進行させてしまう可能性もあるため注意しましょう。
乾燥
肌が乾燥してしまうとほうれい線も目立ちやすくなってしまいます。
ほうれい線を目立たなくさせるためには、しっかり保湿することが大事です。
水分と油分のバランスが取れている肌は、ハリと弾力が保たれ、シワも目立ちません。
またターンオーバーも正常に行われるため、新しい皮膚がつくられ、深いシワになりにくいのです。
姿勢
姿勢が悪いと、顔の筋肉が下に引っ張られやすくなるためほうれい線も深くなってしまいやすいです。
猫背の人や、スマホを使うことが多く下を向く姿勢が長時間あるという人は、姿勢に注意しましょう。
ほうれい線が気になり始めるのは30代から
ほうれい線の悩みが出てくる年代は、30代以降と言われています。
20代の頃は、肌のハリも弾力も保たれていて潤いも十分にあるため、ほうれい線の悩みを抱えている人は少ないです。
しかし、30代になり肌内部で生成されるコラーゲンやエラスチンなどの量が減ってしまうと、ほうれい線も気になってきてしまいます。
美容鍼はほうれい線が消えた!実感できる理由
気になるほうれい線をケアしたい場合、セルフケアよりもプロにお任せするのがおすすめです。
美容鍼を行うことで、ほうれい線を薄くすることができます。
美容鍼は、お顔のツボや筋肉に鍼をさすことで、リフトアップや血行促進、ターンオーバーの促進などが行える施術です。
美容鍼でほうれい線をケアする場合、表情筋に作用するように鍼をさします。
顔がたるんでしまうのは、表情筋の衰えも原因となっていて、この筋肉を引き締めてあげることで、リフトアップすることができ、ほうれい線も薄くなります。
多くの筋肉を刺激する
美容鍼では、一度に沢山の鍼を顔にさします。
顔の筋肉は、それぞれが単体で存在しているのではなく、筋膜でつながっているため、様々な表情筋を刺激することができるように、複数の鍼をさすのです。
これにより顔全体をまんべんなく刺激し、リフトアップ効果を得られます。
頭の筋肉もアプローチする
顔と頭はつながっているので、頭部の筋肉がゆるんでしまうと顔のたるみにつながり、ほうれい線も目立ってしまいます。
そこで顔だけでなく頭も刺激することで、たるみ改善効果を高めます。
美容鍼でほうれい線に効果があったと感じる期間はどのくらい?
美容鍼はほうれい線の改善に効果がある施術ですが、どれくらいの期間通うと効果を実感できるのでしょうか。
美容鍼は即効性もあるため、施術直後からリフトアップ効果を実感できます。
ただし、この効果はおよそ10日から14日間しか続きません。
個人差はありますが、少しずつ元の状態へと戻ってしまいます。
そのため、完全に元に戻ってしまう前に継続して施術を受けるのがおすすめです。
定期的に受けることで、しっかりほうれい線を改善できるのです。
美容鍼に通う頻度目安
美容鍼は、定期的に通うことで持続効果を実感しやすくなる施術です。
では、どれくらいの頻度で通うと良いのでしょうか。
目安は月に1回から2回です。
最初のうちは定着させるために月に2回通い、効果の持続期間が長くなってきたと実感できたら月に1回にしていくのがおすすめです。
美容鍼と合わせてセルフケアも大事
美容鍼を受けることでほうれい線を目立たなくさせていくことはできますが、自宅でもセルフケアを取り入れることで、美容鍼の効果を持続させやすくすることができます。
マッサージは、やり方を間違えてしまうと逆効果となりますが、ツボ押しや保湿、紫外線対策はぜひ取り入れてください。
ほうれい線に効くツボを刺激する
ほうれい線に効くツボを刺激することで、ほうれい線が深くなることを予防できます。
ほうれい線に効果的なツボは、巨髎(巨髎)、下関(げかん)、角孫などがあります。
ツボの名称 | 位置 | 刺激方法 |
---|---|---|
巨髎(巨髎) | 黒目の中心からまっすぐに引いたラインと小鼻の横から真横に引いたラインが交わるところ | 人差し指と中指と薬指を揃えて指の腹で優しく刺激する。 |
下関(げかん) | 目尻と耳の穴を結ぶラインの真ん中にある骨の下のくびみ | 人差し指と中指と薬指を揃えて指の腹で優しく刺激する。 |
角孫 | 側頭部の耳の上先端が当たる場所 | 人差し指と中指と薬指を揃えて指の腹で頭皮を上に押し上げるように優しく刺激する。 |
スキンケアで保湿する
肌の乾燥が進むと、バリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなってしまいます。
真皮の線維芽細胞にダメージを与えることになりかねません。
真皮にダメージがあると、シワやたるみの原因となってしまいます。
そこで、バリア機能を低下させないためにもしっかり保湿を行いましょう。
保湿を行うことで、真皮内の線維芽細胞も守ることにつながり、ほうれい線予防になります。
スキンケアについて詳しく知りたい方は「スキンケアとは?スキンケアのおすすめ方法や根本的な肌の構造も!」をご覧ください。
紫外線対策を怠らない
紫外線のUV-A波は、肌の真皮層まで届き、線維芽細胞にダメージを与えてしまいます。
線維芽細胞にダメージがあると、肌は弾力を失ってしまい、たるみやシワが起こるため、紫外線対策を行うことはほうれい線対策にも重要です。
365日しっかり紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策について詳しく知りたい方は「紫外線の対策って何があるの?対策グッズやアフターケア方法も解説!」をご覧ください。
まとめ
美容鍼を行うことで、ほうれい線を目立たなくしていくことができます。
ただし、ほうれい線の深さによっては、改善するまでに時間がかかることもありますが、セルフケアも行うことで、より早くほうれい線が薄くなったと実感できるでしょう。
施術間隔や回数については鍼灸師さんとよく相談するようにしてください。