頭皮もお肌と同じように保湿ケアが大切です。
若々しい髪、健康な頭皮と髪の維持のために頭皮の保湿ケアを行いましょう。
頭皮が乾燥してしまうと、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
20代の頃は皮脂分泌量も多いため、乾燥しにくいですが年齢を重ねることで頭皮は乾燥しやすくなってしまいます。
では、頭皮の保湿はどのように行えば良いのでしょうか。
この記事では、頭皮の保湿の必要性と保湿ケアの方法についてまとめています。
頭皮を保湿しないとどうなる?
頭皮の保湿が十分に行われていない場合、頭皮環境が悪化してしまう可能性があります。
頭皮の保湿を行わずに乾燥させてしまうと、抜け毛や薄毛などの原因にもつながってしまうことから、しっかり保湿ケアを行ってください。
保湿しないことで起こり得るトラブルをまとめておきます。
フケやかゆみなどが生じる
頭皮が乾燥してしまうと、肌荒れしてしまいフケの量が増えたり、炎症からかゆみが生じたりします。
頭皮のターンオーバーにより古くなった角質層はフケとして剥がれますが、乾燥がひどい場合はフケの量が増えてしまい、白い粉がパラパラと落ちてきます。
白い粉が沢山落ちてくる場合は、頭皮が肌荒れしている可能性が高く、保湿ケアをより丁寧に行う必要があるでしょう。
悪化するとアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの皮膚炎に
頭皮の乾燥を放置して、かゆみも伴っている場合は、頭皮で炎症が起きている可能性が高いです。
頭皮が乾燥し、バリア機能が低下してしまったことで、外部刺激により頭皮がトラブルを起こしてしまっています。
これを放置してしまうと、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの皮膚炎になってしまう可能性もあるため早めにケアする必要があります。
匂いが気になり始める
頭皮が乾燥しすぎてしまうと、皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
皮脂の分泌量が過剰になると、頭皮のニオイにつながるため、皮脂の分泌量を整えるためにも保湿ケアは欠かせません。
頭皮が乾燥する原因
頭皮が乾燥してしまう原因として「洗浄力の強いシャンプーを使っている」「洗いすぎている」「食生活や生活習慣の乱れ」「紫外線によるダメージ」「ストレス」などがあげられます。
特に、洗浄力の強いシャンプーの使用や洗いすぎに関しては、すぐに対処できる方法なので、まずはこれらを見直してみましょう。
シャンプーには様々な種類があり、洗浄力の強いシャンプーを使用すると必要な皮脂まで洗い流してしまい頭皮が乾燥しやすくなります。
また、フケやかゆみが出ている場合、しっかりシャンプーを行ったほうがフケやかゆみが解消されると思われがちですが、洗い過ぎは逆効果です。
ゴシゴシ洗ったり、1日に何回もシャンプーすると乾燥が悪化してしまうため注意しましょう。
正常な頭皮
正常な頭皮と乾燥した頭皮では、どのような違いがあるのでしょうか。
正常な頭皮の場合、薄く青っぽい色をしています。
頭皮が正常であれば、皮脂膜が水分蒸発を防いでくれて、物理的刺激や紫外線などの外部的刺激からもしっかり頭皮を守れます。
乾燥した頭皮
乾燥した頭皮は、シャンプーの仕方が間違っていたり、頭皮の状態に合うシャンプーを選んでいない、ターンオーバーの乱れや季節の変化、ストレスなどが原因となっていることが多いです。
これらを見直すことで、頭皮の乾燥を改善させていくことが可能です。
頭皮を保湿するおすすめの方法
頭皮を保湿する方法はいくつかあります。
ここでは、ローション・シャンプー・オイル・美容液・育毛剤による保湿方法についてまとめておきます。
シャンプー
シャンプーは、保湿成分が含まれたもので、洗浄力のおだやかなアミノ酸系シャンプーを選ぶのがおすすめです。
洗浄力の強いシャンプーを使用してしまうと、必要な皮脂や水分も奪ってしまうので、乾燥しやすくなり炎症が起こる可能性が高くなってしまいます。
まずはしっかりと予洗いしてから、頭皮をマッサージするようにシャンプーしましょう。
シャンプーの方法
シャンプーを行う際は、ブラッシング、予洗い、すすぎをしっかりと行いましょう。
- ブラッシング
まずは、ブラッシングで頭皮の血行を促進させ、髪のからまりをほどいておきます。
これにより、汚れが落としやすくなります。 - 予洗い
予洗いは、シャンプーを行う前の事前準備です。汚れをお湯で洗い流します。
この時、お湯の温度は38度くらいのぬるま湯にしてください。
熱いお湯を使用すると、必要な皮脂も洗い流されてしまい、フケやかゆみの原因となってしまいます。 - 頭皮を洗うようにシャンプーする
シャンプーをする際は、頭皮を洗うように優しくシャンプーしましょう。
指の腹を使って頭を包むように洗います。 - しっかりとすすぐ
シャンプーをした後は、しっかりとすすいでください。
シャンプー剤や汚れが残っている状態だと、頭皮トラブルにつながります。
頭皮用のシャンプーについて詳しく知りたい方は「頭皮ケアでシャンプーかゆみや匂いを改善!自分にあったシャンプーの選ぼう」をご覧ください。
ローション
さっぱりした使用感を好まれる場合は、頭皮ローションがおすすめです。
頭皮専用のローションは、頭皮にすばやく水分を届けてくれます。
炎症が起きている場合は、炎症を抑える成分が配合されたものを使用することで、かゆみやフケを抑えることが可能です。
ただし、アルコールや殺菌成分は、頭皮に合わない場合逆効果となってしまう可能性もあるため注意しましょう。
美容液
美容液と言えば、顔に使用するものが多いですが、頭皮用の美容液もあります。
頭皮用の美容液は、ローションの後に使用するタイプが多く、美容成分を豊富に含みます。
美容成分には様々な種類があり、保湿だけでなく抜け毛を予防するタイプなど様々です。
使用感は、ローションよりもとろみのある製品が多いです。
お悩みに合わせて選びましょう。
オイル
オイルは頭皮を乾燥させないために役立ってくれますが、水分を補給することはできません。
そのため、ローションを使用した後にオイルを使用して乾燥を防ぐのがおすすめです。
使用しすぎてしまうとべたつくため、使用量に注意しましょう。
オイルは、シャンプー前の頭皮ケアでも使うことができます。
頭皮マッサージを行うことで、頭皮の汚れを落としやすくしてると同時に、頭皮も保湿してくれます。
育毛剤
育毛剤も、頭皮の保湿に役立つ製品が多いです。
保湿成分を含む育毛剤を選べば、抜け毛予防と保湿を同時に行えます。
育毛剤を選ぶ際は、男性は男性用、女性は女性用を使用しましょう。
メンズも頭皮保湿が大事!
皮脂が多い男性は、頭皮の保湿は必要無いと感じているかもしれませんが、男性も頭皮ケアは重要です。
特にスーツを着用した際にフケが目立つ、頭皮がかゆい、頭皮が赤いなどのトラブルがある場合は、ターンオーバーが乱れている可能性があるため注意してください。
メンズの頭皮の保湿は、育毛成分と保湿成分どちらも含まれているものがおすすめです。
まとめ
頭皮の保湿の重要性と頭皮の保湿の方法についてお伝えしました。
頭皮を保湿することで、健康な髪を育てることにもつながります。
フケやかゆみなどのトラブルだけでなく、抜け毛や薄毛、白髪などの加齢とともにあらわれる髪のお悩み改善のためにも、しっかりと頭皮を保湿するようにしましょう。