トリートメントでヘアケアすることで、ダメージ補修ができ、パサつきのない美髪に近付けます。
リンスやコンディショナーは髪の毛の表面のみですが、トリートメントは内側までケアできるのです。
特に、きちんとした手順で使用すれば、より効果が実感できるでしょう。
ここでは、トリートメントについてくわしく説明するとともに、おすすめのトリートメントをピックアップしたので、トリートメント選びの参考にしてください。
トリートメントの種類
トリートメントはダメージケアを目的としたヘアケアアイテムです。
シャンプーのような洗浄力はありません。
また、リンスやコンディショナーは、髪の毛の表面のみ保護するため、髪の毛の内側から根本的なヘアケアができるのはトリートメントのみだといえるでしょう。
また、トリートメントはインバス(浴室内で使用)とアウトバス(入浴後に使用)タイプがあり、アウトバスタイプは洗い流さないトリートメントともいわれています。
さらに、トリートメントはクリーム・オイル・スプレータイプなどがあり、それぞれ使用感や仕上がりが違います。
クリーム
パサつきがちなヘアに適度な水分と栄養を与えて、まとまりをよくしてくれるクリームタイプはダメージケアにも効果的です。
ミルクタイプ、フルイドなどと表記されることもあります。
保湿力や修復力の高さが特徴で、しっとりとした仕上がりが特徴です。
また、アイテムによってはアウトバスでスタイリング剤としても活用できます。
オイル
ヘアケアからスタイリングまで幅広く活用できるのがオイルタイプです。
セラムの表記のトリートメントもオイルタイプに含まれます。
乾燥して広がりやすい髪の毛でもまとまり、熱から髪の毛を保護する効果もあるため、スタイリング前後に馴染ませるのもおすすめです。
また、他のタイプと比較すると、少量でも効果があり、とてもコストパフォーマンスに優れています。
スプレー
ミストを吹きかけて馴染ませるだけでヘアケアできるスプレータイプは、スタイリングにもおすすめです。
クリームタイプやオイルタイプと比較すると、軽い使用感が特徴で、さっぱりとした仕上がりになります。
髪の毛への浸透力が高いため、ミルクやオイルと使用して保湿力と修復力を高めるのもおすすめです。
- Point
- ミルク
- オイル
- スプレー
トリートメントをする手順
トリートメントをする手順を間違えると、髪の毛に栄養素が行き渡らず、効果が半減してしまうでしょう。
また、インバス・アウトバストリートメントによっても手順が違います。
シャンプー
頭皮から髪の毛までしっかり洗浄sすることで、トリートメントやコンディショナーが浸透しやすいようにします。
洗髪前にトリートメントしたりコンディショナーしたりするリバースケアもありますが一般的ではありません。
トリートメント(インバス)
トリートメントで浸透させた栄養素をコンディショナーで表面のキューティクルを補修しながら閉じ込めます。
コンディショナー
コンディショナーでコーティングしてからトリートメントをしても、栄養素が行き渡らなくなってしまうため、最後に使用するのがおすすめです。
また、それほどダメージが気になっていない場合、コンディショナーはしなくても構いません。
トリートメント(アウトバス)
アウトバストリートメントを使用する場合は、洗髪後にリンスやコンディショナーを使用し、髪の毛を乾かす前にトリートメントを馴染ませるのがおすすめです。
また、ダメージが気になるときは、インバストリートメントとアウトバストリートメントのふたつを使用するのもいいでしょう。
- Point
- シャンプー → トリートメント → コンディショナーの手順
- コンディショナーは必ず使わなくていい
ヘアケアトリートメントの選び方
ヘアケアトリートメントはミルク、オイル、スプレーなどの種類や、髪の毛の長さ、悩みなどから選ぶといいでしょう。
トリートメントの配合成分はボトルの裏面に表示があるので、購入前に確認するのをおすすめします。
種類から選ぶ
インバスでしっかりダメージケアをしたいのであればミルクタイプがおすすめです。
アウトバスでヘアケアがしたいのであればオイルタイプがいいでしょう。
特に、普段からヘアアイロンを使用している場合、熱によるダメージから保護できます。
ミルクやオイルタイプのような重い仕上がりを避けたいのであればスプレータイプも検討する価値があります。
シャンプーやリンス、コンディショナーなどとライン使いすると、香りが統一されるのでおすすめです。
髪の長さから選ぶ
ロングヘアは頭皮から毛先までの距離があるため、より高保湿・高補修のトリートメントがおすすめです。
特に、まとまらないダメージヘアにはジメチコン、シクロメチコン、シクロペンタシロキサンなどのシリコン配合タイプがいいでしょう。
ショートヘアは高級アルコール、植物油、そして保湿剤が主成分のトリートメントがおすすめです。
根元からふっくらと立ち上がります。
高級アルコールはセテアリルアルコールやオレイルアルコール、植物油はアーモンド油、ココナッツオイル、グレープシードオイル、椿油、保湿剤にはグリセリンなどがあります。
髪の悩みから選ぶ
ハイダメージヘアには、タンパク質性分を配合したトリートメントで保湿と保護をするといいでしょう。
加水分解ケラチン、ブラシシルイソロイシンエシレート、γ-ドコサラクトンなどです。
ブローしてもおさまらないパサつきや広がりは乾燥が原因です。
保湿をすると同時に油分を与えることで改善します。
また、まとまらずツヤがない髪の毛には油分と水分が必要です。
湿気で髪の毛がまとまらない場合も当てはまります。
成分表からそれぞれの成分がバランスよく配合されていることを確認しましょう。
- Point
- 種類から選ぶ
- 髪の長さから選ぶ
- 髪の悩みから選ぶ
まとめ
トリートメントは幅広い髪の毛の悩みを改善するヘアケアアイテムです。
クリーム、オイル、スプレーなどの種類がありますが、配合されている成分によって改善できる髪の毛の悩みも違うため、ボトルの裏面を確認してから選ぶようにしましょう。