夜のスキンケアではたっぷりの化粧水と乳液を使い、肌に水分を補給して保湿するという流れが身に付いている方も多いでしょう。
朝のスキンケアも同じように行うべきかを疑問に感じる方もいるようです。
朝は時間に余裕がない中で、スキンケア後にメイクアップもしなくてはならず、なるべく素早く楽に身支度を済ませたいと考えるのも自然のことでしょう。
この記事では、特に朝の化粧水を含むスキンケアの方法を紹介します。
毎朝のスキンケアに悩んでいるのなら、ぜひ参考にしましょう。
朝化粧水を使うメリット・デメリット
朝化粧水を利用するとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
それぞれを比較して考えてみましょう。
メリット
化粧水は肌に水分を補給し、固くなってしまった肌を柔らかくする効果が期待できます。
優しい洗顔料を使用しても、洗顔とともに肌の水分が減少してしまうため、洗顔後の肌に化粧水を使うことで、肌は失われた水分を素早く補給するのです。
多くの化粧水には保湿成分が含まれており、水分を長期的に維持することが可能なので、スキンケア後のメイクアップも行いやすくなります。
肌のキメも整えられるため、ファンデーションのノリも良くなり、特に乾燥しやすい目元であってもアイシャドウが浮いてしまう・よれてしまうことがなくなります。
化粧水後に乳液などを使ってしっかり保湿ができれば、時間が経ってもメイクが崩れにくくなるでしょう。
化粧水は朝の肌を整えるだけでなく、メイクしやすい肌にする・メイクを長持ちさせる効果も期待できるということです。
デメリット
朝の化粧水のデメリットは一つ、スキンケアの時間がかかることでしょう。
化粧水はただパシャパシャと付ければ良いというものではなく、じっくりと肌に馴染ませなくてはいけません。
洗顔後の肌はナイーブな状態なので、特に優しく扱う必要があるのです。
1分でもスキンケアの時間を短くしたいと考えている人にとっては、その作業時間が惜しいと思う方もいるでしょう。
- Point
- 朝の化粧水でメイクがしいやすくなり・メイク崩れが防げるようになる
- 朝の化粧水は洗顔後の肌を整える
- 朝の化粧水のデメリットはスキンケアの時間が長くなることのみ
朝と夜で化粧水は使い分けたほうが良い?
朝と夜はスキンケアの目的が異なります。
そのため、それぞれの目的にあわせて化粧水を選ぶことが大切です。
以下で、朝と夜でどのような化粧水を使用するべきか確認していきましょう。
朝に適している化粧水
朝はさっぱりとしたタイプの化粧水がおすすめです。
メイクをその後にする場合は、しっとりしすぎていると崩れやすくなります。
さっぱりとしたタイプの化粧水を塗布して、肌の状態を整えてください。
また、朝は乾燥や紫外線などのダメージを防げるようにケアする必要があります。
乳液やクリームで保湿ケアをした後は、日焼け止めクリームをしっかりと塗って、紫外線対策を徹底しましょう。
夜に適している化粧水
朝とは違って夜はメイクや汚れを落とし、肌に加わったストレスをケアすることが求められます。
しっとりタイプの化粧水を使って、肌の隅々まで保湿することが重要です。
また、夜は洗顔だけでなくクレンジングを行う必要があります。
メイクや汚れが残ってしまうと肌トラブルを招く恐れがあるので注意してください。
さらに、1日のダメージをケアしたり、就寝中の乾燥を防いだりするために、保湿ケアをしっかりめに行うようにしましょう。
朝の正しいスキンケア
朝の化粧水で得られるメリットは多いことを説明しました。
ここからは、朝のスキンケアの商品選びや順番について説明しましょう。
使用する物
洗顔料
「寝ているだけだから汚れていない」と考えて水洗いのみで済ませてしまう方もいますが、夜間に分泌された皮脂は水では洗い流せないので、必ず洗顔料を使用しましょう。
夜行う洗顔では日中に溜まった汚れやメイクを落とす作業が必要ですが、朝の洗顔には強い洗浄成分は必要ありません。
化粧水
保湿成分の高い化粧水を選ぶと良いでしょう。
化粧水にはウォーター状・ジェル状などいくつかのテクスチャがありますので、自分が使用しやすいものを選ぶと良いです。
乳液
この後のメイクに響きますので、あまりベタつかない乳液を選び、化粧水で補給した水分を肌に閉じ込めます。
日焼け止め
季節に関わらず日焼け止めは必要です。
肌に負担が少なく、使い心地の良いものを選びましょう。
朝のスキンケアのやり方
朝のスキンケアは1日のコンディションを左右するため、重要な役割を担います。
間違ったスキンケア方法だと逆効果になってしまう可能性があるので、正しいスキンケア方法を理解することが重要です。
以下で、朝のスキンケアのやり方を確認していきましょう。
洗顔で不要な汚れを落とす
まずは洗顔料をよく泡立てて泡を作り、泡で顔を包み込むように洗います。
洗顔で使用するお湯が熱すぎる場合、本来肌に必要な皮脂や潤いまで奪われてしまうので、人肌程度のぬるま湯を使うようにします。
洗顔料の流し残しは肌トラブルにつながりますので、しっかりとヌメリがなくなるまで顔を流しましょう。
特にフェイスラインやこめかみは、流しにくい部分です。
また、洗顔後の肌はナイーブなので、タオルでこすらないように水分を吸い取ります。
洗顔後に化粧水で水分補給
洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっているため、できるだけ早く化粧水を使います。
適量の化粧水をコットンや手に馴染ませて、優しく肌に浸透させましょう。
目尻や小鼻などの細かな部分にも指先を使ってしっかり馴染ませます。
化粧水が肌に染み込むと、手のひらに肌が吸い付くような感覚になります。
一回の化粧水で不足を感じる場合には、重ね付けをする必要もあるでしょう。
水分蒸発しないよう乳液で蓋をする
美容液を使用する場合には、乳液をつける前の段階が良いタイミングです。
化粧水や美容液を乳液で肌に閉じ込めるような感覚を持つと良いでしょう。
乳液を使用することで肌のキメを整え、外からの刺激を防ぐ効果も期待できます。
日焼け止めで外部の刺激から守る
紫外線は夏だけでなく一年中存在しています。
そのため、紫外線対策も常に行うようにしましょう。
最近は乳液にUV効果が一体となっているものもあるため、そのような商品を取り入れるのも良いです。
直接メイクに響く部分なので、ベタつかず肌に負担が少ないものを選びましょう。
- Point
- 洗顔時にはぬるま湯を使用し、水分は優しく拭き取る
- 化粧水は肌を包み込むように肌に染み込ませる
- 乳液を使用して肌に水分を閉じ込める
- 日焼け止めは夏以外の季節にも必要
ビタミンC誘導体が含まれた化粧水は朝に使っても良い?
ビタミンC誘導体の含まれた化粧水は朝に使用しても大丈夫なのでしょうか?
以下でその真相を確認しましょう。
紫外線の影響を受けるのはビタミンCではなく”ソラレン”
朝にビタミンC誘導体の化粧水を使用すると、シミができやすくなるという噂を耳にしたことはありませんか?
その噂は本当なのでしょうか?
結論から述べると、朝のスキンケアでビタミンC誘導体の化粧水を使用しても問題ありません。
ビタミンCといえば、レモンやライムなどの柑橘系をイメージする人が多いと思います。
柑橘系には“ソラレン”と呼ばれる成分が含まれており、紫外線の影響を受けやすくなるのです。
ビタミンCとソラレンには関連性がないので、イメージが先行して広まった噂といえます。
むしろ朝にビタミンC誘導体が含まれた化粧水は効果的
朝にビタミンC誘導体が含まれた化粧水を使用するのは、むしろ良い行為です。
ビタミンC誘導体にはメラニンの生成を抑制する働きがあり、シミやそばかすができるのを防止します。
さらに、抗酸化力もあるのでエイジングケアだけでなく、肌が紫外線からダメージを受けるのを防ぐことができます。
メンズも朝は化粧水をつけた方が良い!
朝のスキンケアは性別を問わずに推奨されています。
それでは、その理由を以下で確認していきましょう。
男性の肌もダメージを受けてしまう
朝シェービングを行う男性が多いですが、シェービングの際に刺激が加わることがあります。
さらに、紫外線を浴びてしまうと肌がダメージを受けてメラニンが生成されてしまいます。
このようなダメージを軽減するためにも、スキンケアが重要なのです。
化粧水や乳液、クリームを利用して、肌質改善を目指しましょう。
女性用の化粧水を使用しても良い?
女性用の化粧水を使用しても問題ありませんが、効果を実感したい方はメンズ用のアイテムを選ぶことをおすすめします。
男性は女性より皮脂の分泌量が多く、乾燥しやすいといわれています。
このような肌の特性を踏まえたスキンケアアイテムを使用することで、より効果を実感しやすくなるのです。
現在はメンズ用のスキンケアアイテムが数多く展開されています。
自分の肌の悩みにあわせたアイテムを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、「朝に化粧水を使用するべき?」と疑問をお持ちの方に向けて、朝の化粧水を含むスキンケア方法を紹介しました。
朝と夜ではスキンケアの目的が異なります。
朝は紫外線対策や乾燥対策の目的でスキンケアを行うので、化粧水などのスキンケアアイテムも目的を意識したものを選ぶとよいでしょう。
より高い効果を実感したい人は、美顔器などのアイテムをあわせて使用することをおすすめします。
美容成分がより浸透しやすくなり、肌質改善を目指すことができます。