男性の肌は女性に比べ肌荒れしやすいと言われます。
肌の性質が違うことや正しいスキンケアの習慣がない人が多いことなど、さまざまな要因がありますが、肌荒れする原因と対処を知ることで、大きな効果が期待できるでしょう。
近年では生活習慣だけでなく働きかたも大きく変化したことで、意図せず肌への負担をかけてしまっている可能性も高いです。
年齢が進むほどトラブルが多い肌荒れは、早急に防止・改善することが大切です。
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男性の肌荒れが治らない理由
肌荒れがなかなか治らない、しかし原因も正しい対処法もわからないと悩んでいる男性は多いのではないでしょうか。
室内環境が悪い
室内の湿度が低い環境に身をおいていると、肌が乾燥してしまい肌荒れを引き起こします。
冬場になると湿度が低くなることで肌も乾燥しやすく、夏場はエアコンの使用頻度が多くなることで空気中の水分を吸収してしまい、乾燥の原因となります。
環境、習慣によっては年中肌の乾燥を引き起こす場所をつくっている可能性もあるのです。
湿度が40%以下になると肌荒れだけでなく口・鼻・喉などの感染症リスクを招く可能性もあり、免疫力が低下すれば多くの肌トラブルを引き起こすきっかけになるため注意が必要です。
ホルモンバランスが悪い
思春期や更年期、またはストレスなどによってホルモンバランスが乱れると、過剰に皮脂が分泌されるおそれがあります。
ホルモンバランスの乱れが原因の場合、周りの環境を整えたり、洗顔を毎日行ったりしたとしても大きな効果は見込めないでしょう。
ホルモンバランスの乱れとは一般的には女性ホルモンの分泌量が減少したり、男性ホルモンが過剰に分泌したりすることで、男性ホルモンの量が多くなってしまったバランスの悪い状態を指します。
生活習慣を見直すことやストレス解消になる方法を考えることから始めると良いでしょう。
洗顔を間違えている
洗顔方法を間違えていたり、何度も顔を洗っていたりすると、さらに肌荒れがひどくなることがあります。
たとえば力を込めて洗顔すると肌が傷ついてしまい肌トラブルを悪化させてしまいます。
また肌を綺麗にしたいと何度も洗顔して潤いがなくなってしまうと、肌は水分不足を補うために皮脂を分泌する働きが強まるため、返って逆効果になることもあるのです。
皮脂を取りすぎている
皮脂を取るために油とり紙を使う人もいますが、肌に必要な皮脂まで取ってしまうおそれがあります。
皮脂が足りていない場合、肌は多くの皮脂を分泌するようになり悪影響を及ぼすこともあるため注意しましょう。
簡易的に皮脂を取るには油とり紙よりもティッシュのほうが適しています。
男性に多い肌荒れの種類と対策
肌荒れの種類に合った対策を知らなければ治すための努力も実らない結果となってしまいます。
4つの肌荒れの種類と、それぞれの対策を見ていきましょう。
乾燥肌
乾燥肌タイプの人は肌に粉吹きができたり、カサつきや赤み、かゆみなどの症状がでることが特徴です。
肌にとっての水分や皮脂が不足することで肌荒れを引き起こします。
年齢と共に皮脂の分泌量は少なくなり、保湿をしてもすぐ肌が乾燥してしまい、肌荒れが進むと水分を保つための機能が低下したり、外部からの刺激に敏感になったりと悪影響が訪れます。
乾燥肌の対策
まず乾燥肌への対策としてスキンケアを丁寧に行うことから始めましょう。
洗顔料をしっかり泡立て、肌に対して強い刺激を与えないように優しく洗浄します。
洗顔後タオルで水分を拭き取ったあとは保湿剤が含まれている化粧水、または美容液で保湿効果を高めます。
また日々の水分補給をこまめに摂ることも必要で、肌の潤いを保つには生活習慣を改善することも必要です。
ニキビ・吹き出物
顔にできるニキビ・吹き出物ができる原因の一つは毛穴に詰まった皮脂によってアクネ菌が増殖するためです。
思春期だけでなく成人後にできる場合も仕組みで、ホルモンバランスの乱れや睡眠不足やストレス、食生活、便秘などによって引き起こされます。
ニキビによって凹凸の後が残った場合、元の状態に戻すことが困難になるため速やかな対処が肝心です。
ニキビ・吹き出物の対策
まずは身体の中から改善することが効果的なので、皮脂の分泌をコントロールするために必要なビタミンB群を含有している食物を摂取すること良いでしょう。
ビタミンBは野菜にも多く含まれていますが、肉類や赤身魚、乳製品などにも含まれています。
腸内環境を整えること、生活習慣を改善することが有効な対策です。
くすみ肌
くすみ肌は顔のツヤが失われ全体的に暗く見えるので相手に対して不健康なイメージを与えます。
原因は紫外線やターンオーバーの乱れ、血行不良、毛穴の汚れなどが考えられます。
くすみの原因は人それぞれ違うため、原因を特定することが大切です。
くすみ肌の対策
紫外線によるメラニン色素が原因の場合は紫外線対策を行い、ビタミンCが多く含有されている食物を食べるとメラニン色素の増殖が抑えられ効果的です。
ターンオーバーの乱れが原因の場合は食生活を改善し、血行不良が原因の場合は軽い運動や入浴によって血液の流れを促進させましょう。
毛穴の汚れには正しいスキンケアを行う必要があります。
敏感肌(アレルギー)
乾燥肌と合併し発症するケースも多い特徴があり、アレルゲンを避け刺激を与えないよう注意することが大切です。
原因はホルモンバランスの乱れや体調不良、ストレス、肌の乾燥などが考えられます。
敏感肌(アレルギー)の対策
敏感肌の症状がある人は腸内環境が悪いことも多いので、食生活の見直しを検討しましょう。
睡眠時間の確保やストレス解消も重要なのはもちろん、アレルギーの原因である物質を特定するため皮膚科やアレルギー科で診断を受けるのも良いでしょう。
まとめ
男性に多い肌荒れの種類として
①乾燥肌、②ニキビ・吹き出物、③くすみ肌、④敏感肌(アレルギー)
の4つを紹介しました。
なかなか治らない肌荒れも、原因に沿った対策をすることで改善する可能性が大きく高まるでしょう。
生活習慣だけでなく、スキンケア商品の見直しを検討することも大きなポイントです。
ただし肌荒れの症状がひどい場合は皮膚科への受診を検討しましょう。