メイクやスキンケアにこだわり、美しい容姿を手に入れたとしても、歯が黄色い・茶色い状態では、一気に清潔感が失われてしまいます。
特に歯の色は笑顔の瞬間に目立ってしまうため、自分自身の印象を左右する重要な部分であると言えるでしょう。
しかし、自分の歯の色の問題に気が付かず、多くの方がそのケアを怠ってしまっています。
この記事では、ホワイトニング方法や自分で行えるケアについてまとめました。
ホワイトニングのやり方
最初に、ホワイトニングはどこで行うものなのかを知りましょう。
サロン
ホワイトニング専門のサロンでホワイトニングを行う方法です。
クリーニングを行い歯を白くしますが、あくまでクリーニングであるため、歯医者でのホワイトニングほどの効果は感じにくいでしょう。
サロンで行うホワイトニングの相場:5,000円前後
歯医者
歯の専門家である歯科医でも、ホワイトニングのメニューが用意されており、薄めた状態の「過酸化水素」という漂白成分を使って歯を白くします。
過酸化水素は容量を間違えると体に害があるものなので、歯科医師の監視下でなければ使用できません。
そのため確実な効果が得られますが、保険適用外の診療となり高額です。
歯医者では、ホワイトニングの実施とともに虫歯や歯周病の管理もしてもらえるという特徴があります。
歯医者で行うホワイトニングの相場:20,000円〜50,000円
自宅
市販のホワイトニング用品を購入し、自分自身でホワイトニングを行う方法です。
薬局やドラッグストアで手に入る多くのホワイトイング用品は数百円〜数千円で販売されているため、手軽に始められるというメリットがあります。
また継続がしやすいので、ホワイトニング効果だけでなく再び歯が黄色くなる・茶色くなることを防ぎ、長期的に美しい歯を維持できるでしょう。
最も手軽に取り組めるホワイトニングの方法ですが、日本の法律によって市販のホワイトニング製品には漂白成分が含まれていないため、1度や2度で効果を感じることはできません。
しかし継続して利用することで、歯の汚れを取り除き、本来の歯の色を取り戻せるのです。
自宅でホワイトニングする方法
自宅で行うホワイトニングは継続がしやすく、手頃な価格で始められます。
ここからはその方法を具体的に説明しましょう。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の使用
ホワイトニング効果が期待できる着色汚れ除去成分の含まれた歯磨き粉を使用して、普段の歯磨きを行う方法です。
いつもの生活の中で使用している歯磨き粉を変えるだけなので、最も簡単にホワイトニングができる方法だと言えるでしょう。
ホワイトニング用歯磨き粉はさまざまな商品が販売されていますが、どれも歯の表面に付着した茶渋・ステインなどの着色汚れを取り除く効果があります。
コーヒー・紅茶・赤ワインなどをよく飲む人は、歯の表面汚れがつきやすいため、よりその効果を感じやすいでしょう。
また、ホワイトニング歯磨き後はいくつものテクスチャが用意されています。
普通の歯磨き粉と同様にペースト状のものだけでなく、パウダー状・ジェル状のものもあるので、自分が使いやすく感じた商品を選びましょう。
LEDライトの使用
薬剤を付けた専用のマウスピースを装着し、スティック状の専用LEDライトを照射するホワイトニングの方法です。
ホワイトニング用歯磨き粉で得られる効果は「歯に付着している表面汚れを取り除く」だけであるのに対して、LEDライトを使用したホワイトニングでは「歯の色自体を白くできる」という特徴を持っています。
中にはホワイトニング専用サロンの施術よりも高い効果を感じている方もいるため、非常にコスパの高いホワイトニング方法だと言えるでしょう。
継続して利用することで、一度白くした歯が色戻りしてしまう心配もなくなります。
どの商品も自分で扱いやすいような工夫が施されており、数回の使用で効果を感じられることから、多くの方が自宅ホワイトニングに活用しています。
- Point
- ホワイトニング用歯磨き粉を使用すれば歯に付着した汚れを取り除くことができる
- LEDライトを使ったホワイトニングには歯を白くする効果がある
自宅でホワイトニングするメリット
自宅でホワイトニングをすると、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
自宅ホワイトニングのメリットについて説明しましょう。
手軽
ホワイトニングのためにエステや歯医者に通うのは、多くの時間・労力が必要です。
事前に予約する・施術のために移動する・施術先での待ち時間などを考えると、定期的にホワイトニングを行うことを、大きな負担だと感じてしまう人もいるでしょう。
それに対して自宅でするホワイトニングなら、自分の時間が空いた時に自由にホワイトニングを行うことができ、必要な時間は長くても数十分です。
エステや歯医者でのホワイトニングは、移動時間を含めると数時間はかかってしまうものなので、この差は大きいと言えるでしょう。
安い
エステや歯医者のホワイトニングは、専門的な知識を持った人に行ってもらうため、どうしても費用が高額になり、選ぶ店舗・医院によって大きな差があるでしょう。
また、施術の効果は個人差があるものなので、一度のホワイトニングで自分の納得いく結果が得られるかは分かりません。
自宅でホワイトニングをする場合は、多くても数千円程度でホワイトニングが行えます。
つまり、経済的な負担を感じずに歯を白くできるということです。
続けやすい
先ほど説明したように、サロンや歯医者のホワイトニングには多くの労力・費用が必要であるため、施術を中断してしまい、結果的に期待していた効果を得られずに諦めてしまう人もいます。
それに比べて、自宅のホワイトニングは手軽かつ少ない費用で取り組めるので、継続がしやすいのです。
ホワイトニング用歯磨き粉を利用したホワイトニングは、普段の歯磨きを行うだけでホワイトニングが続けられますし、LEDライトを使用したホワイトニングは一度購入してしまえば長期的に利用できます。
ホワイトニングは一度行えば完了というものではないので、継続のしやすさは非常に重要な要素です。
- Point
- 自宅でのホワイトニングは少ない費用・労力でできる
- 自宅でのホワイトニングはエステや歯医者のホワイトニングよりも継続しやすい
自宅でホワイトニングするデメリット
自宅でホワイトニングをするメリットを説明いたしましたが、もちろん自宅ホワイトニングにもデメリットはあります。
メリットとデメリットを比較して、納得した上でホワイトニング方法を選びましょう。
歯医者より効果が薄い
先ほども説明したように、歯医者でのホワイトニングでは「過酸化水素」という漂白成分を使って歯を白くします。
過酸化水素は濃度に注意する必要がある取扱いが難しいものなので、日本の市販のホワイトニング製品には含まれていない成分です。
そのため、歯医者でのホワイトニングと自宅でのホワイトニングを比べると、どうしても効果が薄くなってしまいます。
短期的な効果には、より大きな差があるでしょう。
時間がかかる
自宅でのホワイトニングは、医療知識がない方でも安心して取り扱うことができる薬剤が使用されているため、その効果は緩やかに現れます。
即効性を求めることはできないので、時間をかけてホワイトニングに取り組むと考えた方が良いでしょう。
特に神経がない歯は、その他の歯に比べて効果が現れるまでに多くの時間を必要とします。
しかし逆に考えると、薬剤の濃度が薄いために安心して使用できるとも言えるでしょう。
成分によってはしみる
自宅のホワイトニングで使用する薬剤は非常に優しい成分で構成されているため、しみにくいと言われていますが、中には知覚過敏のような痛みを感じる方もいるようです。
特にLEDライトを使用したホワイトニングで、マウスピースの装着時間を守らなかった場合に起こりやすいトラブルなので、利用方法を見直す必要があるでしょう。
また、それでもホワイトニング中にしみる場合には、自宅ホワイトニングを毎日行うのを避け、隔日にするなどの工夫をすると良いです。
- Point
- 自宅でのホワイトニングは歯医者に比べて効果が緩やか
- 自宅でのホワイトニングは時間をかけて取り組むもの
- 自宅でのホワイトニング時に知覚過敏のような痛みを感じる方もいる
まとめ
歯は自分の印象を左右する重要なポイントです。
しかし、加齢や生活習慣・食事からの汚れの付着を完璧に防ぐことはできません。
ホワイトニングは一度で完了するものではなく、習慣化させて継続するべきものなのです。
そのためには、継続がしやすい自宅で行うホワイトニングを生活に取り入れ、自分で自分の歯をケアできるようにしましょう。
今回紹介した自宅ホワイトニングの方法を参考に、白く美しい歯を手に入れましょう。