「フェイスラインのたるみが目立つ原因って何?」「顔をすっきりと見せる改善方法は?」と疑問を抱えている方に、フェイスラインのたるみに関して詳しくご説明します。
まずはフェイスラインがもたついてしまう原因をしっかりと把握して、改善を目指すことが大切です。
フェイスラインのたるみとは
「体は太ってないのに二重あごが目立つ」「ほうれい線が気になり始めた」という人は、フェイスラインがたるんでいる可能性があります。
顔には「リガメント」と呼ばれる組織があり、このリガメントとは「骨、筋膜、筋肉、脂肪、皮膚をずれないように支えているアンカーのようなもの」です。
筋力の衰えなどによりフェイスラインがたるむと、リガメントの境目に段差ができてしまいます。
フェイスラインのたるみを改善するために、ケアを継続することが大切です。
フェイスラインのたるみの原因
フェイスラインのたるみが目立つようになる原因をご紹介します。
悪い姿勢
姿勢とフェイスラインに関係性があることを知らない方が多いようですが、悪い姿勢は体のバランスを崩すだけでなく、フェイスラインにも悪い影響を及ぼします。
フェイスラインのたるみを改善したいのなら、まずは自分の姿勢を見直すことから始めましょう。
猫背
猫背になると体全体のバランスが崩れ、血流が滞って血行が悪くなりボディラインをぼやけさせるだけでなく、フェイスラインもたるませてしまいます。
人間の首は約5kgもの重さがあると言われていますが、猫背の状態は顔が前に出て首が頭の重さを支えることになるため、通常の約3倍も肩に負担がかかるのです。
首こり・肩こりにもつながり、二重あごの原因にもつながるのです。
下を向く姿勢
スマホなどを下を向いた姿勢で長時間見続けてしまう人がいますが、この姿勢は二重あご・ほうれい線を招く姿勢です。
フェイスラインがたるむだけでなく、顔の形そのものが変化してしまうこともあるでしょう。
スマホを見る時間が長くなる場合には、姿勢を意識するようにしてください。
あごを突き出した姿勢
デスクワークを猫背でしていると、画面を見るためにあごが突き出たような姿勢になってしまうことがあります。
このような姿勢は顔全体に下への重力をかけてしまうので、たるみを加速させてしまうのです。
デスクワークは長時間行うものですが、定期的に姿勢の見直しをする癖をつけてください。
筋肉の衰え
年齢を重ねると皮膚と皮下組織の下にある表情筋が衰えていきます。
日本人が日常的に使用している表情筋は全体の3割と言われており、残りの7割は普段使用していない筋肉です。
筋肉を習慣的に使用しないとフェイスラインのたるみが目立ちます。
また、眉間に力を入れる癖のある人は、歯ぎしりをする人など、表情癖のある人も注意が必要です。
表情癖により、筋肉の質が悪くなってしまったり、筋繊維が緩んだりする傾向にあります。
皮膚の乾燥
私たちの肌はコラーゲンやエラスチンなどの繊維により、肌のハリが保たれている状態です。
さらに、皮膚に十分な水分があることで弾力性の高い肌を保つことができます。
肌が乾燥状態にあるということは、肌のハリや弾力をキープすることが難しい状態です。
紫外線によるダメージで肌の乾燥を引き起こすこともあるので、保湿ケアと併せてUV対策も徹底するようにしましょう。
睡眠不足
私たちが眠っている間に成長ホルモンが分泌されて、新しい皮膚細胞が生み出されますが、睡眠時間が不足しているとターンオーバーの乱れを引き起こし、コラーゲンが不足してしまいます。
さらに、成長ホルモンの分泌を促し、新陳代謝を高めるためには「質の良い睡眠をとる」ことが大切です。
部屋の暗さや温度を調節して睡眠環境を整えましょう。
就寝前はスマートフォンやパソコンの光を見ないようにすることが大切です。
肩こり
多くの人が悩んでいる「肩こり」もフェイスラインのたるみを引き起こす原因です。
血行不良や筋肉の緊張などによって引き起こされる肩こりですが、肩の筋肉が凝り固まってしまうと、老廃物や水分が溜まりやすくなるため、顔がたるんでしまいます。
「デスクワークでずっと同じ姿勢で仕事をしている」「冷え性で血行不良」という人は特に注意が必要です。
食事の栄養バランスの偏り
健康的な身体をつくりだすために欠かせない栄養素が不足していると、筋肉が弱化したり、血行不良になったりすることがあります。
必要な栄養素が1日でしっかりと摂取できているか、食事バランスを見返してみましょう。
肌に良い食事については「肌に良い食べ物って何がある?美肌効果のある食事や飲み物を紹介」で詳しく紹介しています。
- Point
- 加齢による表情筋の衰えがフェイスラインのたるみを引き起こす
- 皮膚の乾燥はたるみの主な原因であるため保湿や睡眠の質を改善する
- デスクワークなどで筋肉が緊張したり血行不良になることがたるみの原因になる
メイクでカバーする
フェイスラインの改善対策を始めても、1日や2日で成果を感じるのは難しいと言えます。
しかし、一度フェイスラインのたるみに気づいてしまったら、すぐに対応したいと思うこともあるでしょう。
そんな時には、メイクの力を借りてフェイスラインをカバーできるようにすると良いでしょう。
フェイスラインのケアと同時進行させれば、より理想の自分に近づけます。
フェイスラインにシェーディングを入れる
シェーディングは顔に影を付けるために使うメイク道具で、いくつものカラーが用意されています。
自分の肌より少し暗いカラーのシェーディングを耳下からあご下まで、顔の輪郭をなぞるように入れれば、ぼやけてしまったフェイススラインをくっきりとさせることができるでしょう。
さらに顔全体の輪郭を調整できるので、小顔効果も期待できます。
あごの下にもシェーディングを入れる
あごの下に逆三角形のシェーディングを入れると、あごがシャープに見えます。
同時に唇の影になる部分にシェーディングを入れれば、ふっくらとした唇の膨らみも強調できるでしょう。
また、ハイライトをあごの上に乗せるだけで、より凹凸のある顔に仕上げられます。
口角にコンシーラーを入れる
口角が下がっていると老けて見える・不機嫌に見られることがあります。
そんな時には、口角の部分に「く」の字でコンシーラーを入れてぼかしましょう。
口角のくすみや、できてしまった「への字口の跡」も隠せ、自然に口角が上がっているような印象を与えられます。
チークを横向きに入れる
チークの入れ方は人それぞれの好みがあると思いますが、頬に円を書くような形でなく、横向きにして目の下から頬骨の高さのところまで入れてみましょう。
楕円形のチークを使うと頬の位置が高く見えるため、顔全体のたるみを隠すことができます。
シェーディングやハイライトと一緒に使う時には、色味が合うチークを選ぶようにしましょう。
指で押す
フェイスラインは指で押すことでリンパを刺激し、血行を促す方法で改善させることもできます。
まずは、どの部分を押せば良いのかを覚えてしまいましょう。
フェイスラインのためのマッサージ方法を一度覚えれば、隙間時間もマッサージに活用できます。
指で押すマッサージは入浴中や入浴後などの血行が良くなっている時間にすると、より高い効果が得られますので、生活に取り入れるとよいでしょう。
カチューシャゾーン
カチューシャゾーンはその名前の通り、一般的な形状のカチューシャする時に隠れる部分のことを言います。
このカチューシャゾーンを両方の手を使って包み込むようにし、細かい縁を描く感覚でグッと押してみましょう。
動作は30秒繰り返します。
フェイスラインのたるみ以外にも、額のシワ・まぶたのたるみ・育毛に効果が期待できるマッサージです。
ザビエルゾーン
サビエルゾーンは頭のてっぺんのことで、この周辺には非常に多くのツボが集まっています。
両手を使って頭頂部を覆おう・掴むような感覚で押し、血流を促しましょう。
この動作は30秒繰り返し行います。
マッサージ前の頭皮は固くなっている場合が多いですが、マッサージを続けると次第ほぐれていくのが分かると思います。
ザビエルゾーンのマッサージでは、頭皮の血行を良くして髪を健康にし、顔の肌へのリフトアップ効果や美肌作用など非常に多くの効果が期待できます。
顔のマッサージ
フェイスラインのたるみを解消するのに効果的なのがマッサージです。
まず、頬の表面を小さくつまみ、顔のこわばりをなくしていきます。
続いて、小鼻から耳の手前まで第2関節を使って4〜5回に分けて押していき、かみ合わせ部分をぐるぐるとマッサージしましょう。
舌をぐるりと回して口輪筋をほぐした後、口角からあご先にかけてプッシュしていきます。
老廃物を耳周辺へ集めた後、鎖骨に向かって流していきましょう。
最後に鎖骨のくぼみを軽く押して完了です。
頭皮マッサージ
頭皮のブラシマッサージを行うことでフェイスラインのたるみを解消することができます。
まず、上から下に向けて髪の毛をブラッシングして状態を整えていきましょう。
下から頭頂部にかけて毛穴を動かしていきます。
続いて、こめかみ周りをぐりぐりと円を描くように2、3回程ほぐしてください。
最後に頭頂部をプッシュし、頭皮全体をポンポンとタッピングして完了です。
表情筋の体操
フェイスラインをすっきりと見せるのに効果的な表情筋の体操を行ってみましょう。
まず、顎関節を意識して顔の下半分を右にずらしてください。
左にも同様に顎関節をずらしていきましょう。
この動作を交互に20回〜30回程度繰り返します。
顔ヨガ
顔ヨガとは、普段あまり使わない顔の筋肉を動かして顔の表情筋を鍛えることができる顔専用のヨガです。
血行が良くなることで顔のシワ・たるみ・くすみの改善が期待できます。
顔ヨガには非常に多くの種類がありまので、ここからは代表的な方法を説明しましょう。
顔のリフトアップ効果がある顔ヨガ
頬肉を高い位置に維持してフェイスラインのたるみを改善させる顔ヨガです。
【1.あごの周りの筋肉をほぐす】
あごの力を抜いて口の周りの筋肉を指でほぐします。
【2.しっかり笑顔を作る】
頬と口角がしっかり上がるような笑顔を作ります。
両方の手のひら耳の前に置いて頬肉のサポートをし、より高い位置に頬肉を上げられるようにして、その状態で5秒間キープします。
【3.手を離してキープ】
先ほどの状態から手を顔から離して、なるべく筋肉が下がらないようにキープします。
むくみとりの効果がある顔ヨガ
顔全体を動かして顔のむくみを改善させる効果が期待できる顔ヨガです。
1日に数回やることで、顔の血行を促進させることができます。
【1.顔の筋肉を中央に寄せる】
鼻から息を吸って、口から息を吐きながら顔の筋肉を中央に寄せるイメージで動かします。
すっぱい顔を想像してもらえれば良いでしょう。
同時に鎖骨の窪みを指で押します。
【2.舌を出す】
顔を戻した後、最後にベーっと舌を下に出しながら目を見開きます。
できるだけ大きく動かせるようにしましょう。
ほうれい線を解消する顔ヨガ
頬肉を大きく動かすことでほうれい線を薄くする効果が期待できます。
また、目の下のたるみにも効果がある顔ヨガです。
【1.口を下に伸ばす】
口を「お」をいう時の形にして、できるだけ下に伸ばします。
鼻の下をしっかり伸ばしましょう。
【2.目線を上にして目の下を伸ばす】
次に目線を上に向けて、目の下が伸びるようにします。
【3.下まぶたを持ち上げる】
目線を上に向けたまま、下まぶたのみを持ち上げます。
最初は上手にできないこともありますが、回数を繰り返すうちに表情筋が鍛えられるでしょう。
クリニックで治療
即効性のある効果を実感したい人はクリニックで治療を行うのも一つの手段です。
糸を挿入してフェイスラインのもたつきを改善したり、レーザー照射によってたるみを引き締めたり、クリニックによっても治療方法が様々なので、自分に合った治療法を探すようにしましょう。
美顔器
お家で本格的なケアを行いたい人におすすめしたいのが美顔器です。
シワやシミ、くすみ、など悩みによって対応している機能は異なるので、フェイスラインの引き締めに効果的な機能を持つ商品を選ぶようにしましょう。
美顔器のリフトアップ効果については「美顔器のリフトアップ効果とは?選び方やおすすめの美顔器も紹介」で詳しく紹介しています。
- Point
- フェイスラインのたるみには顔や頭皮のマッサージが効果的
- クリニックでのレーザー照射によってたるみを引き締めることができる
- 美顔器を使うことで自宅でも本格的にケアすることができる
おすすめ商品をご紹介
おすすめの美容グッズをご紹介します。
リベラータ「ララルーチュRF」
テレビや雑誌でも取り上げられている多機能美顔器「ララルーチュRF」ですが、フェイスラインのたるみを解消するのに効果的な「EMS機能」が掲載されています。
EMS機能とはプロスポーツ選手がトレーニングやダイエットにも取り入れている注目の機能です。
筋肉を電気刺激により収縮させていきます。
他にもシミ、くすみ、ハリなどの悩みの改善が期待できる美顔器です。
まとめ
今回の記事では「フェイスラインのたるみが目立つのはどうして?」「顔のもたつきを改善するにはどうすればいいの?」と疑問をお持ちの方に向けて、フェイスラインのたるみについて詳しくご説明しました。
筋肉の衰えや皮膚の乾燥など、様々な要因がフェイスラインのたるみに関係しています。
フェイスラインをすっきりとさせるために、睡眠や食事などの生活習慣に気を付けることが大切です。
美顔器などのアイテムを使用して改善を目指すのも効果的なので、ぜひ実践してみましょう。