「肌のごわつきの治し方とは?」「ピーリングや化粧水などおすすめのケア方法は?」
と肌のごわつきで悩んでいる方に向けて、ごわつきの原因や治し方について詳しく解説していきます。
ニキビや赤みを伴うごわつきや、20代の肌に生じるごわつきなど、肌が荒れる原因は様々です。
マスク、紫外線、ターンオーバーの乱れ、スキンケア時の物理的な刺激など、それぞれの原因について理解することで、どのようなケアが自分に必要か判断しましょう。
生活習慣も深く関係している肌のごわつきですが、紫外線対策やピーリング、化粧水などでのスキンケアなどのケア方法だけでなく、おすすめの美顔器も同時に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「肌のごわつき」とは?
「何か最近肌がごわついてるな…」と感じたことはありませんか?
この「ごわつき」は角質肥厚と呼ばれる状態が原因です。
角質肥厚(かくしつひこう)とはターンオーバーを行っても古い角質が自然に剥がれ落ちず、蓄積してしまっている状態のことです。
角質が剥がれ落ちずに蓄積し続けると肌が厚くなり、みずみずしさやハリを失ってごわつくようになるのです。
また角質肥厚により毛穴の黒ずみ等の肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
肌のごわつきによる症状
ごわつきによる症状としては以下が挙げられます。
- 肌を触るとざらつきがある
- 化粧ノリが悪くよれる
- 肌の乾燥
- 粉が吹く
- 赤み
- かゆみなどの肌トラブルなど
これらの症状が当てはまるほど角質が溜まっている恐れがあります。
肌のごわつきが起きる原因
肌がごわついてしまうのはどうしてでしょうか?
原因を詳しく紹介します。
乾燥
季節の変わり目や日焼けをした後は肌が乾燥しやすい状態になっています。
肌が乾燥している状態とは、皮膚内部の水分が蒸散しており、角質層に隙間がある状態です。
角質層に間隔が生じてしまうと、めくれあがって肌がざらついてしまいます。
特に乾燥しやすい肌タイプの人は注意が必要です。
ターンオーバーの乱れ
「ターンオーバー」とは肌が生まれ変わる周期のことで、1か月程度の間隔で新しい皮膚に生まれ変わっていきます。
しかし、年齢を重ねると共に肌のターンオーバーの間隔が長くなってしまい、古い角質が蓄積されていきます。
ターンオーバーは加齢だけでなく、生活習慣の乱れも原因となるので、「十分な睡眠時間を確保できない」「食事バランスが偏っている」という人は注意が必要です。
肌のターンオーバーが乱れる原因や改善方法は「肌のターンオーバーが乱れる原因や改善方法を詳しく解説!」で詳しく紹介しています。
紫外線
紫外線によるダメージを肌が受けてしまうと、肌のバリア機能が低下してしまい、ごわつきが起きやすい状態になっています。
「日焼け止めクリームをいつも塗り忘れてしまう」「屋外で運動をすることが多い」などという人は特に気を付けましょう。
紫外線は肌のごわつきを引き起こすだけでなく、シミやしわなどの老化現象につながります。
毛穴に詰まった角栓
毛穴が開いていると、古い角質や肌の汚れ、皮脂などが詰まってしまうことがあります。
特に鼻にあるブツブツと目立つ毛穴で悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
毛穴に詰まった角栓は肌のごわつきに繋がるだけでなく、ニキビなどの肌荒れの原因にもなります。
スキンケア時の物理的な刺激
洗顔を行う際や、化粧水・乳液を肌に塗布するときに、肌にダメージを与えている可能性があります。
力強くパッティングをしてしまったり、十分に泡立ちのない状態で洗顔を行ったりしてしまうのは危険です。
タオルで水分を拭き取るときに、思いっきり肌をこすってしまうのも肌のごわつきの原因となります。
マスク
新型肺炎ウイルスの流行に伴って、外出時はマスクを身につけることが一般化しました。
しかし、マスクを終日身につけることによって、肌にごわつきが生じてしまったと、肌トラブルで悩んでいる人も増加しました。
マスクの内側は高温多湿な状態になっているため、肌が蒸れやすくなってしまいます。
また、マスクが肌に直接触れるので、物理的に肌が傷ついてしまい、ごわつきが引き起こされてしまうのです。
特に敏感肌の人はマスクで肌が乱れやすい傾向にあります。
肌のざらつきはなぜ起こる?
肌のざらつきは大きく分けて3つの原因があります。
- 古い角質が溜まっている
- 毛穴に角栓が詰まっている
- 肌が乾燥している
古い角質が溜まることだけではなく、肌が乾燥し、キメが乱れることでも肌のざらつきはおこりやすくなります。
乾燥しやすい冬は特に入念なスキンケアを行う必要があるでしょう。
乾燥の季節だけじゃない!夏に起こる肌のごわつき
乾燥しやすい冬に対策を行うことは大切ですが、肌のざらつき、ごわつきは乾燥の季節だけではありません。
夏も肌のごわつきは起きやすいのです。
日差しを受けて汗や皮脂の分泌が増えることにより毛穴が開いたり、室内では冷房による乾燥で肌のうるおいが失われたりします。
その結果、肌がごわごわした感触に。
夏は外の刺激から肌を守るように自らバリアを張ってしまうためこのように肌が厚く、ごわごわしてしまうのです。
肌のごわきつきは20代のうちから予防しよう
「でも私は肌のごわつきなんて感じたことないから大丈夫」なんて思っている方いませんか?肌は年齢とともに変化していきます。
若いうちから予防しておかないと後から後悔することに…。
では一体年齢によってどのような違いがでるのでしょう。
20代前半の肌
20代前半の肌は水分と油分量が多く、新陳代謝も活発なため肌の調子が良い、と感じる人が多い時期です。
「メイクをしたまま寝ちゃった!」なんてことがあっても肌はツルツル。
そんな方も多いと思います。
しかし油断をしていると後々後悔することに。
ダメージは肌の内部に蓄積されています。
また皮脂量が多いことが原因でニキビができる、と思っている方も多いかもしれませんが実は20代前半からのニキビで増えてくるのは乾燥によるものです。
そのため保湿ケアを怠ると肌内部が乾燥し、乾燥によるニキビがどんどん増えてしまいます。
20代後半の肌
20代後半は蓄積されたダメージがトラブルとなって現れる時期です。
乾燥による小じわや日焼けによるシミが気になる方も増えてくるでしょう。
また結婚、出産、仕事等環境が変わる方が増えてくるのも20代後半の特徴です。
そのため自律神経が乱れて肌の変化を感じる方が多いのではないでしょうか。
突然の肌の変化に驚く人も多いかもしれんませんが、変化に合わせたスキンケアを行うことが大切です。
肌のごわつき治し方
肌のごわつきを直すにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは直し方を紹介します。
スキンケアを見直す
洗顔やスキンケアが間違っていると肌のごわつきに繋がってしまうため、一度自分のスキンケア方法や洗顔方法が合っているか振り返ってみましょう。
肌に合わないスキンケアグッズを使用していないか、スキンケア時に刺激を与えすぎていないかなど確認することが大切です。
クレンジングと洗顔で角質オフ
正しいクレンジングと洗顔を行うことが大切です。
「正しい」ってどんな方法を指すの?と思う方も多いかと思いますが、洗顔はぬるま湯で顔と手を濡らし、適量の洗顔料を手に取り、きめ細かい泡を作ることがポイントです。
両手にこんもり泡ができるまで泡立てるとよいでしょう。
細かい泡が肌の汚れを吸着して洗ってくれます。
泡をTゾーンに馴染ませた後、顔全体になじませるようにして洗っていきます。
この時に強くこすると肌の感想に繋がる恐れがあるため優しく洗うようにしてください。
クレンジングの際は濡れていない乾いた手で肌に載せていくとスピーディーにメイクを落とすことが出来ます。
また肌にのせる時間が長ければ長いほど肌に負担がかかるため、すすぎの時間も含めて1分以内で収めることがベストです。
化粧と乳液でしっかり保湿
保湿を行うことで正常なターンオーバーを導くことが出来ます。
そのため脂性肌、乾燥肌関係なく保湿を行うことが大切です。
化粧水、美容液、乳液の順番で使用し、潤いをしっかり閉じ込めるようにしましょう。
成分としては保湿効果の高いセラミド、ヒアルロン酸などが配合されているものがおすすめです。
ピーリングでターンオーバーを整える
角質ケアには古い角質を除去してくれるピーリングもおすすめです。
古い角質をケアすることで、ターンオーバーを整えてくれます。
敏感肌の方は肌への負担が少ないものを選ぶと良いでしょう。
またやり過ぎると負担がかかりすぎてしまうので、週に1,2回程度を目安に行うと良いでしょう。
日焼け対策をする
紫外線は肌のごわつきだけでなく、しわやシミの原因にもなり得るので、しっかりと日焼け対策を行うようにしてください。
日焼け止めクリームをこまめに塗ったり、日傘を使用したりしてUV対策を行っていきましょう。
日焼けをしてしまった場合でもアフターケアを行うことで肌の状態を整えることが大切です。
紫外線の対策については「紫外線の対策って何があるの?対策グッズやアフターケア方法も解説!」で詳しく紹介しています。
美顔器を使用する
肌のコンディションを整える一つの手段として美顔器を使用する方法が考えられます。
美顔器は掲載されている機能によりますが、フェイスラインの引き締め、美容成分の浸透、シミやくすみの改善などの効果が期待できるアイテムです。
より高い効果を実感したい人は美顔器を使用しましょう。
美顔器を購入する場合は、自分の悩みに合った機能を持つ美顔器を選ぶようにしてください。
肌のごわつきには生活習慣も関係している?
肌のごわつきには生活習慣も深く関係しています。
生活習慣と肌のごわつきの関係性について具体的に説明していきます。
食生活の乱れ
「ジャンクフードを頻繁に食べる」「野菜やフルーツの好き嫌いが激しい」という人は栄養バランスが偏ってしまっている可能性が高いです。
ごわつきのない肌を生成するには健康的な食事を取ることが大切になります。
仕事が忙しくて外食が多いという人も注意が必要です。
栄養バランスが食事で補えない場合はサプリメントなどを利用して、必須栄養素を摂取することをおすすめします。
睡眠不足
人間の肌は睡眠中にターンオーバーが行われているため、睡眠時間が足りていないと肌が回復する時間が少なくなってしまいます。
寝る前にスマートフォンを見てしまったり、毎日睡眠時間が大きく異なったりなど、快適な睡眠をとれていない人は、まずは睡眠環境を改善することが必要です。
安眠枕やアイマスクなど安眠グッズを利用してみたり、寝る前はスマートフォンやパソコンなどをしないようにしたりなど、改善を目指しましょう。
ストレス
精神的にストレスを抱えてしまうとホルモンバランスが崩れてしまいます。
ホルモンバランスの乱れは肌のごわつきに繋がってしまうため、ストレスフリーな生活を送ることが大切です。
適度に運動を行ったり、趣味の時間を確保したりなど、ストレスをためずに発散させるようにしましょう。
まとめ
この記事では肌のごわつきの原因、改善方法について触れました。
肌の調子が悪いと化粧水を塗ったり、洗顔に気を付けたりと外側からの改善方法に意識が向きがちですが大前提は規則正しい生活を送り、内側から肌にストレスを与えないように意識することが大切です。
また年代によって肌質は変わってきます。
特に20代後半はお肌の曲がり角です。
自分の肌の変化に向き合いながら美しい肌を目指しましょう。