近年美顔器は様々なタイプが販売され、価格もお手頃なものも出てきたため、女性にとって身近なものとなってきました。
一台だけではなく、効果に合わせて何台か持っているという方も増えてきています。
そんな美顔器ですが、多くの場合、使用する際はジェルを使う必要があります。
専用のジェルも合わせて販売している美顔器も多くありますが、愛用の美容ジェルやよりお手頃なもので代用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は美顔器を使う際の美容ジェルについて紹介していきます。
美顔器を使うとき専用ジェルは必須?
美顔器を使う時専用ジェルはなぜ必須なのでしょうか。
ここでは専用ジェルが必須な理由に土江解説していきます。
美顔器とジェルは併用すると効果的
そもそもなぜ美顔器を使う際に美容ジェルが必要なのでしょうか。
美顔器とジェルを併用すべき理由は主に以下のものがあります。
- 摩擦による刺激を防ぐ
- 肌の乾燥を防ぐ
- 美顔器の効果を高める
- 肌の負担を軽減
- +αの効果が得られる
これらについて詳しく見ていきましょう。
摩擦による刺激を防ぐ
美顔器は基本的に肌を滑らせて使用するものです。
何もつけないで使用すると、摩擦によって肌に刺激を与えてしまう場合があります。
美顔器専用の美容ジェルであれば、摩擦を防ぐためのきちんとした粘度があるので安心です。
肌の乾燥を防ぐ
美顔器は洗顔後使う場合が多いですが、洗顔後のお肌は乾燥しやすい状態になっています。
そのため、ジェルで肌の水分を補い、保持する必要があるのです。
美顔器の効果を最大限に高める
美顔器にも色々な種類や機能があります。
その中でも、超音波、ラジオ波、EMSなどは、水分を通すことで肌に伝わります。
つまり、使用する際に肌表面に水分を保つ必要があるのです。
その点、専用の美容ジェルは蒸発しにくく設計されているため、これらの刺激をより効果的に肌に届けることができるのです。
美顔器の効果について詳しく知りたい方は「美顔器ってどんな効果があるの?美顔器にある様々な肌の悩みを解消する機能をご紹介!」をご覧ください。
肌の負担を軽減する
美顔器の機能の中でも特にイオン導入やポレーション機能などは、美容液を浸透させる効果を持ちます。
なので、一部の保存料や着色料、香料など肌に不要な成分が含まれているジェルを使った場合、肌に悪影響を及ぼす恐れがあります。
美顔器専用のものであれば、成分に関しても考慮されているため、肌の負担を軽減し安全に使うことができます。
+αの効果が得られる
専用の美顔器ジェルにも色々な種類があります。
滑りをよくして、肌表面に水分を保つ機能に特化したシンプルな専用ジェルもありますが、様々な美容成分を配合したタイプもあります。
後者のようなジェルの場合、美顔器との相乗効果でより確かな手応えを感じられるでしょう。
また、美容成分を浸透させる機能を持った美顔器の場合、浸透させやすい成分とさせにくい成分があるため、専用のジェルの方が効果が出やすく設計されています。
美顔器ジェルは他のもので代用できる?
しかし、愛用の美容ジェルがある場合や、専用の美容ジェルが高い場合など、他のもので代用したい場合もあるでしょう。
ここでは、市販品や手作りのもので代用できるのか解説していきます。
市販品で代用できる?
自分が普段使っているものや、プチプラのジェルで代用できないか考えた方も多いのではないでしょうか。
先ほど記載したように、美容ジェルは美顔器の滑りをよくしたり、肌表面に水分を保って、超音波やラジオ波、EMSなどの刺激を肌に伝えるために使うものです。
このため、適当な粘度があり、これらの機能を果たすものであれば基本的には代用できます。
ただし、油分を含んでいると超音波が妨げられるため、水溶性のジェルであること、パラベンなどの保存料や香料、着色料など肌に刺激のある成分が無添加であることなどの条件があります。
使う前にきちんと成分を確認しましょう。
専用ジェルを代用するときの選び方については「美顔器専用のジェルを代用したい!選ぶときのポイントをご紹介します」をご覧ください。
手作りできる?
最近は手作りコスメの材料もネットで気軽に買えるため、自作のジェルを作りたいという方もいるのではないでしょうか。
摩擦を防いで肌表面に水分を保つシンプルなジェルであれば、精製水とキサンタンガム、グリセリンを混ぜれば作ることができます。
また、ここに美容成分を足すことも可能ですが、成分の相性などは検証されておらず、使用は自己責任となるので注意が必要です。
美顔器ジェルの選び方のポイント
美顔器を使う際の必需品である美顔器ジェル。
専用の美顔器ジェルや市販のジェルも含めて、様々なものが販売されていますが、どのように選べば良いのでしょうか。
配合成分
美顔器は肌悩みの改善、アンチエイジング、シミやシワ予防を目的として使用する人が多いですが、目的によって配合成分が異なるため、どんな悩みにアプローチしたいかを明確にしてから商品を選ぶと良いでしょう。
しかし肌質によっては合わないものもあるため注意です。
可能であればサンプルを使用してから購入を決めるようにしましょう。
潤い成分
乾燥を防ぎみずみずしい肌を作るには、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなど潤い成分配合のジェルがおすすめです。
水分を肌に溜め込んで蒸発を防ぎ、ハリを生み出すだけでなくシミやたるみを予防する効果が期待できます。
セラミドには肌のバリア機能を高める効果があるため、使用を続けることで肌荒れの予防に繋がります。
年齢とともにこれらの成分は減少してしまうため、積極的に外から補ってあげましょう。
肌のキメ・毛穴を整える成分
肌のキメを整え、毛穴レスの肌を目指したい人はビタミンCやプラセンタなど配合されジェルがおすすめです。
プラセンタにはアミノ酸・ビタミン・ミネラル・酸素・核酸などの栄養素に加えタンパク質の一種である成長因子が含まれており、シミやシワを予防し、皮膚細胞の再生や修復してハリを生み出す作用があります。
またビタミンCには活性酸素を抑える効果や皮脂の分泌をコントロールする力があるため、毛穴を引き締めて肌を滑らかに整えます。
エイジングケア成分
エイジングケアに力を入れたい人にはコエンザイムQ10やトラネキサム酸が配合されたジェルが良いでしょう。
コエンザイムQ10には強い抗酸化作用があるため、肌を活性酸素から守り、若々しく保つ効果が期待できます。
また皮膚細胞の働きを活発にさせるためコラーゲンの生成が促され、ハリや弾力を与えることにも一役買っています。
トラネキサム酸はシミの原因となるメラノサイトの働きを抑えてシミを予防し、美白効果がある成分として人気です。
老人性色素斑や肝斑の治療にも使用されており、効果的にシミを薄くしたい人・くすみのない明るい肌にしたい人にはぜひ使用して欲しい成分です。
使用感
スキンケアコスメを選ぶ際に使用感は重要な要素ですが、美顔器ジェルも同様です。
特に、美顔器ジェルは、美顔器を滑らせる潤滑剤としての役割もあるので、テクスチャーを確認しましょう。
粘度が高すぎて重いテクスチャーだと美顔器の滑りが悪くなり、逆にサラッとした軽いテクスチャーだと肌との摩擦が起きてしまう、または、超音波やEMSなどが伝わりづらくなってしまうなどの恐れがありま す。
美顔器をスムーズに動かせる、適度な粘度の美容ジェルを選びましょう。
手に入りやすさ
美顔器ジェルは日々使う消耗品なので、手に入りやすさも重要です。
日頃買い物する店で取り扱っている、ネットで簡単に購入できる、定期購入の制度があるなど、長く続けるには手に入りやすさも重要な要素となります。
美顔器でジェルを使用するときのポイント
ジェルを使用することには様々なメリットがありますが、美顔器との相性が良いものを正しく使用しないと効果が最大限に発揮できません。
また肌の調子や体調によっては肌を痛めて逆効果になる場合もあるため、様子を見ながら使用することが大事です。
その他にも注意したいポイントを見ていきましょう。
ジェルを塗る前にクレンジングと洗顔を済ませておく
まずはクレンジングと洗顔でメイクを落として肌を清潔な状態にしましょう。
余分な皮脂や汚れがあるまま使用すると肌荒れの原因となります。
朝の洗顔後やお風呂上がり、就寝前のリラックスしている時がおすすめです。
特にお風呂上がりであれば毛穴が開き血行が良くなっているため、毛穴の汚れが落ちやすくジェルの美容成分がより浸透しやすくなります。
顔全体に均一に伸ばす
肌をまっさらな状態に整えたら、ジェルを顔全体に1mm〜2mm程度の薄さになるように均一に塗ります。
ジェルの使用量が少なすぎるとうまく超音波振動が伝わらなかったり、皮脂が固まって落ちて来たりする場合があるため、しっかりとジェルを塗って肌を潤し保護してあげましょう。
使いすぎが心配な人は、顔の部位ごとに分けて塗布すると無駄なく使用できておすすめです。
美顔器のタイプによってはヘッド部分にも塗布することが推奨されているため、使用前に説明書を確認しましょう。
リンパの流れを意識して動かす
ジェルを塗ったら美顔器を当てていきます。
軽く当ててゆっくり動かすのがポイントです。
早く動かしてしまうと肌の奥まで超音波が伝わりにくく、せっかくの美容成分が浸透しにくい場合があるため注意しましょう。
この時フェイスラインに沿って下から上へ、リンパの流れを意識するように動かすことで老廃物が排出されやすくなり、小顔になったりぼやけた輪郭をはっきりとさせたりする効果が期待できます。
小鼻周りや顎は汚れが溜まりやすいため念入りに、目の周りなどのデリケートな部分は注意しながら動かしましょう。
ジェルは拭き取るか洗い流す
美顔器ジェルは使用後ベタベタして気になるという人もいます。
ベタつきが気になる場合は拭き取るか水で軽く洗い流すと良いでしょう。
拭き取る際はゴシゴシ擦らずに優しくティッシュでオフすることが大切です。
拭き取ってしまうと効果がなくなってしまうか心配になりますが、使用後2〜3分ほど時間を置いておけばすでに角質層に浸透しているため問題ありません。
拭き取った後は普段使用している乳液や美容液で入念にスキンケアを行いましょう。
いつもより保湿をしっかりすることで翌日の肌が変わり、メイクのノリも良くなります。
まとめ
この記事では、美顔器ジェルについて紹介しました。
美顔器を使用する際は、摩擦を防ぎ、美顔器の機能をきちんと発揮するため、ジェルを使う必要があります。
多くの美顔器には専用の美顔器ジェルがありますが、水溶性で肌に刺激となる成分が入っていないなどの条件をクリアしていれば、市販品や手作りのもので代用することも可能です。
ただし、これらの使用は自己責任であり、注意が必要です。
専用の美顔器ジェルであれば、その美顔器にあったテクスチャーや成分を配合して開発されているため、より安全に使えます。
また、美顔器ジェルによって配合されている成分も違うため、自分の肌悩みにあった成分を含んだ美顔器ジェルを選んで使うことによって、より高い効果が得られるでしょう。