ニキビができてしまったり、乾燥で肌が荒れてしまった時は、鏡を見るだけで気分が落ち込んでしまい、外に出るのも嫌になってしまったり、人と会うのが億劫になってしまいがちですよね。
逆に肌の調子が良いときは、お化粧のノリも良く、おしゃれを楽しみたくなったり、外に出かけて人に会いたくなるものです。
明るく健康的な生活を送る上で、一番重要なのは「綺麗な肌でいること」と言っても過言ではないかもしれません。
そもそも「綺麗な肌」とは?
そもそも綺麗な肌とはどのような状態の肌を指すのでしょうか?
まずは綺麗と思われる肌の条件を確認していきましょう。
潤い・透明感がある
潤い・透明感がある肌は綺麗な肌と思われやすいです。
キメが細かく、くすみや黒ずみがないだけでなく、みずみずしさのある肌をイメージするとよいでしょう。
紫外線や物理的な刺激によるダメージを受けたり、肌のターンオーバーが乱れたりすると、肌は乾燥しやすくなります。
そのため、普段から紫外線ケアや保湿ケア、規則正しい生活習慣を心がけている人は潤い・透明感がある肌を作りやすいといえるでしょう。
ハリ・ツヤがある
ハリやツヤも綺麗な肌を目指す上で欠かせない条件です。
ハリやツヤが損なわれてしまうと、たるみやシワが目立つようになってしまいます。
私たちの身体は加齢とともにコラーゲンやエラスチンは減少していきます。
コラーゲンやエラスチンは肌のハリやツヤを保つために重要な役割を担います。
たるみやシワのない肌を目指すには、しっかりとエイジングケアを実施してコラーゲンやエラスチンを補給することが大切です。
キメが整っている
キメが整っている肌は毛穴が目立たず、健康的な印象を与えます。
肌は「皮溝」と呼ばれる溝と「皮丘」と呼ばれる膨らんだ部分で構成されています。
肌のキメが乱れている状態は、この凹凸が綺麗に並んでいない状態です。
乾燥やダメージ、ターンオーバーの乱れなどによってキメが崩れてしまいます。
キメが崩れると肌のトーンが暗くなってしまいますし、触り心地もガサガサとしてしまいます。
血色が良い
血色の良し悪しも肌の印象を大きく左右します。
血色が悪いと肌が暗く見えてしまいますし、必要な栄養素が十分に行き届かずに健康的な肌を作り出すことができません。
喫煙や運動不足、過度な飲酒は血行を悪化させます。
また、ストレスを感じると筋肉が硬くなってしまい、血液が循環しにくくなってしまいます。
生活習慣が乱れている人や仕事や学校でストレスを感じている人は注意が必要です。
肌を綺麗にする3つの方法
綺麗な肌を目指すために特に気をつけたいのは、「食生活」・「睡眠」・「スキンケア」の3つです。
お肌の代謝を高めるために、質の良い食事と睡眠をとり、お肌の水分量を高めるために質の良いスキンケアを行いましょう。
肌を綺麗にする【食事】
肌を綺麗にするためには、好き嫌いせずにバランスよく、1日3食を規則正しく食べることが大切です。
その中でも特に肉・魚・大豆製品などに含まれている「たんぱく質」を意識するとよいでしょう。
肌細胞の生成を助けるといわれており、一日各60g摂取するのが目安です。
さらに、新陳代謝を促して肌組織をつくるビタミンAや活性酸素を抑えて免疫効果を高めるビタミンC、ホルモンの分泌を正常にするビタミンE、皮膚や粘膜を保護するビタミンBも重要な機能を果たします。
また、野菜は食物繊維が豊富なので便秘がちな人は積極的に摂取することをおすすめします。
< たんぱく質が豊富な食べ物 >
・鶏のささみ、生ハム、ローストビーフ、イワシ丸干し、たまご、納豆、きなこ、等
< ビタミンAが豊富な食べ物 >
・鶏レバー、モロヘイヤ、うなぎ、人参、等
< ビタミンBが豊富な食べ物 >
・豚ヒレ肉、豚モモ肉、豚ロース肉、豚バラ肉、等
< ビタミンCが豊富な食べ物 >
・柿、ブロッコリー、赤ピーマン、いちご、小松菜、等
< ビタミンEが豊富な食べ物 >
・モロヘイヤ、うなぎ、かぼちゃ、アーモンド、ほうれん草、等
< ミネラルが豊富な食べ物 >
・小魚類、牛乳、ほうれん草、ひじき、ナッツ類、牡蠣、昆布、レバー、緑黄色野菜、等
肌に良い食べ物について詳しく知りたい方は肌に良い食べ物って何がある?美肌効果のある食事や飲み物を紹介をご覧ください。
肌を綺麗にする【睡眠】
睡眠も、食事同様、たくさん眠ればお肌が綺麗になる、というわけではありません。
適切な睡眠時間と、熟睡感を感じられるのが良い睡眠なのです。
良い睡眠は、肌のターンオーバーに必要な成長ホルモンの分泌に影響を与えます。
遅くても午前0時までに就寝し、6~8時間の睡眠をとるようにしましょう。
肌を綺麗にする【スキンケア】
綺麗な肌になるには「水分が豊富」「紫外線に当たらない」この2つは上記の食生活と良質な睡眠をとることと合わせて、スキンケアをしっかりすることが重要です。
クレンジングでメイクを落とす
クレンジングでメイクを落とすことは重要です。
クレンジングしない状態で寝てしまうと、角栓や汚れ、メイク汚れが肌に残ってしまいます。
これらは毛穴を詰まらせ、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
洗顔だけではメイク汚れを落とすことはできません。
メイクアイテムには強い油分を含むものもあるので、しっかりと汚れを落とせるクレンジングでケアするようにしましょう。
洗顔で不要な汚れを落とす
クレンジングの後は、洗顔で不要な汚れを落とします。
クレンジングで落としきれなかった汚れを落とし、皮膚を清潔な状態にします。
しかし、力を込めて顔を洗ってしまうと肌が傷つく可能性があるので注意が必要です。
優しく撫でるように顔を洗い、熱湯ではなくぬるま湯を使用するようにしましょう。
化粧水で水分を補給する
洗顔の後は化粧水で肌に潤いをプラスします。
化粧水は肌のコンディションを調整する役割をもちます。
洗顔後の肌は非常に乾燥しやすい状態です。
洗顔後はなるべく早いタイミングで化粧水を塗るようにしましょう。
サラサラタイプやしっとりタイプなど、化粧水にもさまざまなタイプのものがあるので、自分の肌にあったものを選ぶことが大切です。
乳液で保湿する
化粧水の後は乳液で保湿することをおすすめします。
化粧水によって肌に水分を与えることはできますが、水分が蒸発してしまうとスキンケアの効果が薄れてしまいます。
そこで乳液を塗布することで潤いを閉じ込めて、肌の潤いをキープすることができます。
そのため、化粧水の後に乳液をつけるという順番も守るようにしましょう。
正しいスキンケアについて詳しく知りたい方はスキンケアの正しい順番とは?各アイテムの種類や特徴・選び方についても解説をご覧ください。
紫外線対策
太陽光は肌にとって有害な影響を与えます。
- 肌の赤み(日焼けすることでやけどの状態になる)
- 皮膚ガン
- 肌老化の加速
- 角質肥厚
- 乾燥
日焼けすると赤くなるだけで褐色にならないスキンタイプは、紫外線に対する抵抗力が弱いので、十分な紫外線対策が必要です。
赤くならず、日焼け後すぐに褐色になるスキンタイプ、赤くなるが、時間の経過で褐色になるスキンタイプも、ダメージを受けているので、やはり紫外線対策は必要です。
紫外線対策が大切
紫外線A波に対する防止効果を表すPAは+~++++の4段階、紫外線B波の防止効果を表すSPFは最大50+まであり、+の数が多いほど、SPFの数値が高いほど、ダメージを防ぐことができます。
- 日常生活であればSPF20・PA+~++
- 外出や屋外での活動にはSPF30~40・PA+++
- 日差しの強い中での活動にはSPF50・PA++++
特に日差しの強い中での活動や紫外線に弱い人はSPF50+・PA++++を目安としてください。
PAやSPFの数値が高ければ安心ではなく、2~3時間おきにこまめに塗り直すほうが紫外線対策として重要です。
紫外線対策について詳しく知りたい方は紫外線の対策って何があるの?対策グッズやアフターケア方法も解説!をご覧ください。
1日で肌を綺麗にするためのおすすめアイテム
日々の食事や生活習慣を良くすることで肌を綺麗にすることができますが、アイテムを使うとさらに効率的に肌を綺麗にすることができます。
ここでは、アイテムの効果や機能についてご紹介します。
蒸しタオルであたためる
蒸しタオルで肌をあたためることで、さまざまな効果を期待できます。
例えば、毛穴の汚れが落ちやすくなったり、皮脂汚れが落としやすくなったりします。
しかし、蒸しタオルが熱すぎたり、冷たすぎたりすると肌に刺激を与えてしまうので注意してください。
蒸しタオルによるケアについては、レンジで簡単!蒸しタオルを使って美肌になる方法をご紹介!をご覧ください。
シートマスクで保湿する
効率よく保湿したい人はシートマスクを使用するとよいでしょう。
シートマスクには美容成分がたっぷりと含まれており、肌を密閉させた状態で皮膚の深層部に行き渡らせることができます。
アミノ酸やセラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分、ハリを生み出すコラーゲンやレチノールなど、さまざまな成分があります。
自分の悩みに合わせて最適なシートマスクを選びましょう。
なお、シートマスクがない場合はコットンに化粧水を含ませて代用するとよいでしょう。
角質ケアをする
角質ケアをすることで、透明感のある肌を目指すことができます。
古い角質が皮膚に残っていると見た目がくすんでしまい、肌触りも悪くなってしまうためです。
例えば、スクラブやピーリングなどの方法で角質ケアをするとよいでしょう。
ターンオーバーの乱れや日焼けなど、さまざまな要因で角質はできてしまうので、定期的にケアをすることが大切です。
美顔器を使う
美顔器は洗顔やクレンジングでは落とすことのできない汚れを落としたり、刺激を与えることで顔の筋肉を鍛えたりすることができます。
その他にも肌の表面を温め、美容液や化粧水の有効成分が肌に浸透しやすくなる効果もあります。
特にRF機能・コアパルス機能などの機能を搭載した美顔器はニキビや肌荒れにが気になる方におすすめです。
美顔器の効果について詳しく知りたい方は美顔器の機能って何があるの?各種類の美顔器について解説!をご覧ください。
肌に悪影響を与えるものとは
ここまでは、肌をきれいにするために必要なことを見ていきましたが、逆に、肌に悪影響を与えるものとはなんでしょう。
これを避けることも綺麗な肌を手に入れるためには必要ですよね。
ここでは、お肌にとって悪影響を与えるものについて見ていきましょう。
タバコの悪影響
タバコには約4,000種類もの化学物質と、その中の200種類以上もの有害物質が含まれています。
これらの有害物質は、当然、健康被害や美容への悪影響をおよぼします。
- 血管の収縮
- 一酸化炭素の産出
- ビタミンCの破壊
このような作用により、肌の乾燥やシワ、ほうれい線、くすみ、エストロゲンの抑制などにも影響がおよぶのです。
タバコを長い間吸っている人は老化現象も現れやすくなるので注意してください。
お酒の悪影響
お酒は肌のコンディションに影響を及ぼします。
- 赤み(組織細胞の炎症)
- 乾燥
アルコールを飲むとヒスタミンなどの炎症性物質を放出し、赤み(顔のほてり)が生じます。
長期間飲み続けていると、常に細胞組織が炎症を起こした状態になるので注意してください。
また、お酒を飲むと肌が乾燥しやすくなります。
体内にある水分を総動員してアルコールを徐々に分解していくので、体内の水分は不足状態になってしまいます。
睡眠不足の悪影響
睡眠中にターンオーバー(肌代謝)は活性化し、肌をすこやかな状態に保ちます。
正常なターンオーバーの周期は約6週間といわれていますが、寝不足が続くとそのサイクルが遅くなり、古くなった角質が肌の表面に残り、肌荒れを引き起こしやすくなります。
まとめ
綺麗な肌を手にいれるには、質の良い食生活と睡眠、そしてスキンケアが必要です。
この他にも、取り入れた方が良いものとしては、適度な運動が挙げられます。
また、タバコや飲酒、紫外線は肌に悪影響を与えるため、摂取量に気をつけたり、対策などするようにし、きれいな肌を目指しましょう。